■ついに軍資金が底をついた
先日の日記で「今年は高い山に登る予定はありません」と書きましたが、理由はひとつ、軍資金が底をつきました。
感染症が流行ってから外に出る機会が圧倒的に少なくなったのでこれ幸いと貯金をしていました。いつか気兼ねなく外出できる日にお金を気にせず遊べるように、コツコツ・本当にコツコツ貯めこんでいました。その期間約2年。
ついにため込んだ軍資金を大放出して遊び倒した上半期。たった数か月で底をついてしまいました。貯めるの大変、なくなるの一瞬。
今月なぜか臨時ボーナスみたいな寸志が出るらしくて、そんなあぶく銭使わなソンソン!と福島遠征もとい帰省にすべて使いしました。南無。
■ここ最近購入した物
今年のチャレンジ山常念岳のためにここぞとばかりに山道具を購入しました。
私なりに考えながら最善の選択をしたと思っているので記録しておきます。今回買ったものは基本的に気に入っているので壊れるまで使う予定です。壊れるのか?
どの山道具も購入する条件としては①スタンダードなもの ②軽い物 ③装着・扱いが簡単な物 としています。これを外れて購入して使い続けた物がないのでこれまでの実績を考慮しながら検討しました。軽いは正義。
①ピッケル
ピッケルの写真は諸事情で消していたので下の山行写真となっています。
どんなピッケルを買うかはけっこう時間をかけて考えました。バックカントリー穂高の動画を見ながら自分の性格も考慮しつつ購入。
柄の長さと形(まっすぐな物か湾曲している物か)をどうするか。慣れた人は短い方が使いやすくなるとバックカントリー穂高の動画の方が言っていた(ような気がする)のですが、雪山にはそうそう行かないことと、初心者なのでまっすぐな柄の70cmの物にしました。
70cmにしたのはピッケルを持って横に刺した時にちょっと短いくらいが良いらしいと何かで言っていたのでそれにしました。
あとこれ全部シルバー一色で一番好みだったので…。
リュックとピッケル
②ヘルメット
ブラックダイヤモンドのヘルメットです。
ささゆーさんのツイッタを追ってて同じ物を買うかちょっとかなり悩んだのですが、最初のヘルメットはブラックダイヤモンドにする!と決めていたのと、これを使ってみて軽さを求めるようなら買い直そうと思ってこれにしました。長いことアマゾンの欲しい物リストに入っていたヘルメットだったので購入した時はとてもうれしかったです。
あとこれで乾徳山に行けるなとも思いました。
購入したヘルメット
添えてあるのは名札(間違え防止のため)
③12本爪アイゼン
軽アイゼンしか持っていなかったのでついに12本爪アイゼンを購入しました。
着脱が楽な事と、その中で軽い物を購入しました。冬山にはそんなに行かないのともうほぼほぼ使い捨てる気持ちだったのでとにかく軽い物にしました。
助けてくれた登山家が使ってるアイゼンも盗み見しましたが、しっかりした重いアイゼンを使っていました。「手入れをすれば一生使えるから」という言葉に感動。
私は手入れしないのでとりあえずこれがぶっ壊れるまで使います。
アイゼン装着
アイゼン
ついに買ったかとちょっと感慨深かった
④靴
ちゃんとした登山靴を購入しました。今まで使ってたのもちゃんとした登山靴でしたが残雪期に登る靴ではなかったので、某登山道具屋で店員さんと相談しながら決めました。
雪の上を歩いても靴の中が濡れないこと、写真のように厚みのある靴であることが条件でした。靴だけは軽い物という条件は外しました。店員さんは同じメーカーのネパールを勧めていましたが厳冬期登山をするつもりは今のところないので保留にしました。
雪山に登る時は雪山用の靴を改めて買います。
これは残雪期用です。夏山でも使うつもりでしたが重くて歩きにくかったので夏アルプスは今までの靴を使います。たぶん。
実際使ってみて、雪が中まで浸透することなく快適に登れました。すごいぜスポルティバ。
靴
⑤トレッキングポール(別名:バディ)
トレッキングポールは一番時間をかけて悩んだと思います。
私の登山歴は一応8年くらいありますが主に低山メインで歩いていたので必要性を感じていませんでした。友人が使っているのを見ながら買おうか悩みましたが、めんどくさがりに拍車がかかっているので使わないと思って今まで購入を見送っていました。
さすがに残雪期アルプス登山となれば一応持っていくのがマナーかなと思って購入しました。
軽さはもちろんですが、その他ポールの長さ、タイプ(伸縮タイプか折りたたみか)が一番考えたポイントです。ツエルト設営時にもトレッキングポールを使用するつもりだったので長さは変えられた方が良かったのですが、性格的にいちいち長さは変えないので110cmの折りたたみの物にしました。
トレッキングポールの長さは、普通に持った時に肘が90度曲がるくらいの長さが良いとインターネットで読んだので山道具展で同じ長さの物で試したあとアマゾンで買いました。
あと、ずっとポールを使わずに山に登っていたのでポールに体重を預けずバランスを取るためだけに使用しようと考えていました。
シナノ トレラン用ポール
上記を考えた結果、トレイルランニング用のポール(折りたたみ式)にしました。これの上位互換の物もありましたが即折る気がしたのでこちらにしました。
110cmの物を使っていますが実際使ってみるともう少し短くて良かったと思います。が、ツエルトでの使用を考えると110cmは欲しいところ。今は登りの時は柄ではなくポールを短く持ち、下りの時はポールの頭部分を持って使っているのでやはり長さは変えられた方が使い勝手がいいと思います。私は長さを変える丁寧な性格ではないので長さが変えられても同じように使います。いまだここ一番でしか使用していないのでもう少し普段使いをして使い心地を研究する必要がありそうです。
※トレッキングポールを使用しての山行は少ないのですが、バディと名付けて使用時には「バディ頼むぜ」と声かけをしています。安達太良山の下りでバディを使用して転んだのでちょっとやっぱり邪魔です。
写真に記録していませんでしたが、その他こまごましたものを地味に購入しました。
・手袋:山用の手袋を初めて買いました。これまでカラー軍手か普通の軍手を使用していました。常念岳はこの手袋を使いましたがその後は軍手に戻っています。手袋をすぐに失くしてしまうのでチャレンジ山専用になると思います。わりと厚めの手袋なので普段使いにするにはちょっとオーバースペックなのです。
・冬用のビニール手袋
参考画像
雪山講習動画の登山家が使っていたので購入。
残雪というか雪山で一番怖いのは、装備が濡れてしまうことだと思っています。衣類が濡れる+風によって一瞬で凍えるのを身をもって体験しているのでそれだけは防ごうと買いました。実際は使用しませんでした。天気が思ったより悪くなく凍える気配がなかったので使用する機会がありませんでした。
・ゲイター
装備するのが面倒くさそうなのでたぶん使用しないだろうけど一応持っていくか、という気持ちでアマゾンで安い物を購入しました。靴の中に雪や泥が入らないようにしたり、アイゼンで衣類を破かないようにカバーする目的の物ですが、こちらも使用していません。
カッパは破けました。補修して今も使っています。
ゲイターを使うのは厳冬期の雪山やゲイターを装備していないと他登山家に怒られそうなレベルの山に行った時だと思います。
泥が入るのは気にしないし、ゲイター=アイゼンも必要なので両方装備するのに時間がかかりすぎるのでできれば使いたくありません。
■チャレンジ山その後
常念岳にむけてこういったものを購入しました。
持ち物リストを作った時に足りない物を購入したのですが、本当に今までちゃんとした登山道具を持たずに山に行っていたのだなと思いました。
今回購入した道具たちが1回で壊れることはないと思うのでこれで装備的には厳冬期以外の山には登れるようになったのではないかと思います。
以上、常念岳に登る時に買った山道具でした。
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