2017年2月17日金曜日

懐古

■春一番が吹いた
 今日はとても暖かい日だったので、仕事の外回り中の休憩が捗りました。
昔は春の陽気が苦手だったんですけど、ここ最近はけっこう好きになってきました。
(新緑の「オレら生きてるぜ!!」みたいなアピールが本当に苦手だったのです。)

 今日はいつも遣っている公園で日向ぼっこをしつつ休憩をしていたのですが、そこに高校生らしきカップルが先客でいて、彼女の方がうつむいていたので「お?別れ話か?」と思いながらちょっと距離を置いて(でも目視できる場所で)観察をしていたんですが、普通にデートしていただけでした。
というか、せっかくいちゃこらしていたのに知らない中年(私)が来たのでわざとよそよそしくしていただけっぽかったです。すみませんでした。

仕事で作った
ポテトサラダと味噌汁が好評だった


■高校時代の話
 高校生らしきカップルがいちゃこらしているのを気づかれない程度に盗み見して勝手にドキドキして「おー青春だなぁ」と思ったのですが、私は高校時代にこういった恋愛事情にはいっさい関与していなかったことを思い出して少しだけ落ち込みました。

じゃあ何をしていたのかというと、弱虫ペダルのごとく毎日片道十数キロ離れた学校に自転車で通い、学校をさぼって大宮へ行ってはCDを漁り、それをしない日はパン屋でパンを焼いていました。

パン屋=かわいい服を来てパンを売るのはなんだかイケてるんじゃないか??
みたいな、わりと普通の動機でアルバイトをしていたんですが、ある日店長(おっちゃん)に「佐藤さん、パン焼かない?」と言われ、気がつけば土日は1日中パンを焼いて過ごしていました。

粉の配合は店長がやって、生地は機械が練ってくれたので、私はひたすらパンに切れ目を入れたり、ベーコンエピの形を作ったり、焼けたパンにバターらしきものを塗ったりしていただけなので、その後の人生の役には今のところ立っていません。
ただ、パンを切ったり塗ったり陳列?したりするのはとても楽しかったし、その時期にアルバイトをしていた山中さんとマッキーのコンサートに行ったり、北斗の拳の歌を聞いて爆笑したりととても楽しいアルバイト生活でした。

ベーコンエピ
均等に切れるといいことがあると勝手に思っていた

■人生をやり直したい
 結構な頻度で人生をやり直すとしたらいつからか?ということを考えます。
自分の中では、実は高校選びが間違っていたのではないかということと、大学受験に失敗したことが今でも根強く記憶に残っています。
 大学には行くものだと何となく考えていて、そのためにはいい高校に行く必要があるなと考え、中学時代はかなり真面目に勉強していたし、内申点にはかなり気を遣っていました。

私の地元は田舎なので、私立高校を滑り止めにして、公立高校を本命として受験する、みたいなのがセオリーだったので、私も例にもれず同様に受験をして、わりと行きたい私立高校(学生寮があって教室にクーラーがあった)に合格したので、本命の公立高校を選ぶときは、ダメ元でちょっとレベルの高い高校を受験しようと両親に話したところ「学費を払えないから受かる公立を受験してくれ」といったことを言われて、結局違う高校を受験しました。

今思うと、選んだのは自分じゃないかと思えるんですが、けっこう長いこと「やはり本命の高校を受けるべきだったんではないか」と考えていました。


と、ここまで長々と高校受験について書きましたが、このことをずっと気にしていたので、人生をやり直すなら高校受験からかな〜っと思うことが多かったのです。

ですが、今仲がいいのは、高校時代以降の友人たちなので、高校選びを変えたら違う世界線に行ってしまい、今の友人たちとは友達になれていないなと思うと、高校は絶対にあの高校じゃなきゃいけないなと思いました。
さらにいうと、大学受験に失敗したから某ファミレスでアルバイトをすることになったので、大学受験も失敗しなきゃいけなかったと思うし、ファミレスでアルバイトをしていたから手に職をつけようと思って専門学校に行こうと思えたわけで、専門学校に行ってなかったら立川市には上京しなかったし、立川市に就職上京しなかったらY女史との運命の再会もしなかっただろうし、トラウマ彼氏のお蔭でケアマネの試験も受かったし車も買え、車を買ったおかげで動物園とかアニメの聖地巡礼とか行けるようになったので、結局のところ、私は今の人生におおむね満足しているんじゃなかろうか、と最近は思うようになりました。

私は音楽の趣味が非常に狭く、同じ曲をずっと聞くのは苦ではないので好きなバンドとか音楽の幅が広がらないのですが、若いころに一度だけそれじゃいかんと思って、Ashという洋楽バンドを聞いていたことがあります。それをミクシーかなんかにちょろっと書いてたっぽくて、それを読んだY女史が「さとかおAshとか聞くの!?」と連絡をくれたのがY女史との再会のきっかけだと勝手に思っているのですが、今日、久しぶりにAshを聞いてそのことを思い出し、マジ昔の私グッジョブ!グッジョブやで〜!!(なぜか関西弁)となり、人生をやり直せるってなってもやり直したい分岐がないな〜と思うようになりました。

でも27歳くらいのころの自分に「目を覚ませ!まじで!!まじで目を覚ませ!目を覚まさなくていいから山に登るか走れ!たのむ!!」と殴りながらケンカしたいとはちょっとだけ思います。

片倉城址公園にあった作品
酔っ払い


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