くまみこの最終回を見て思わず書いたブログです。なんとなくアップロードしていませんでしたが、せっかく書いたので公開します。
■思わずジョギングした
今日は完全休養日だったので、アニメを見て優雅に過ごす予定でしたが、くまみこの最終話を見て思わずジョギングをしてしまいました。アニメを見て「面白かった」「普通だった」「よく分からなかった」「最高だった」以外の感想ってなかなか出ないんですが、めずらしくなんだかモヤモヤしてしまったのでブログに書くことにします。
くまみこを見て最初に思ったのは「ナツだめじゃん」です。
でもそのあとなんだかモヤモヤしてしまって考えながらジョギングしながら考えて出た感想が、
まぁ、あれはあれでありだな。幸せの定義は自分で決めるってこういうことかもしれないな。
と、自己啓発本に書いてありそうな感想になりましたので、そこに至った経緯をつらつらと書いていきたいと思います。
都会進出を夢見たマチが、トラウマを抱えて挫折するよりは、都会の人に優しくされてやっぱり都会は素敵!ってなって、それをナツは寂しく思いつつも、いつも通りにマチにミッションを出していく日常エンド希望だったので、マチがトラウマを抱えてしまったことも、それについてナツが「考えなくていいんだよ」と言って共依存エンドになったのは、テンプレ好きの私としては非常に残念です。完全に好みの問題です。
■優しさってなんだと思った
「仕事を失ってパンが買えず、飢えている人がいます。その人に対する正しい対応はどれですか?」
①パンをあげる
②パンを買うためのお金をあげる
③仕事を紹介する
以前、仕事仲間にこういう質問をされたことがありました。正解は③なんですが、私はどれでも良くないか?と思っていました。パンやお金といった目先の解決策ではなく、先を見た解決方法を導きなさいよ、物事の本質を捉えなさいよ、それが福祉の考えですよ、ということなんですが、くまみこを見てなんだかそんなことを思い出しました。
先を見据えた解決策としては、やっぱりマチに「都会はそんなに悪いところじゃないよ」といって励まして、マチが自分で掲げた「都会の高校に行く」という目標を達成できるようにするのが正解なのでしょうが、トラウマを抱えた人間に対して「そうじゃないよ。本当はこうだよ。都会は怖いところじゃないよ」と言ってもなかなか受け入れられないんじゃないかなと思いました。
まずは「いいんだよ、なにも考えないでいいんだよ」といって理解を示した方がいいのかなと思いました。
都会は怖いところじゃないよ、と言う人は都会は怖いところじゃないということを知っていて、楽しいことがたくさんあることを知っていて、マチが体験するであろう素晴らしい未来が見えているからこういった発言になるんだと思うんですが、当の本人は当たり前ですが分からないんですよね。
挫折した時点で、「都会の高校に行く」というマチの目標は頓挫したわけですから、それまでの努力が水の泡になってしまいました。でもそれは一時的だと思うんですよね。もしかしたら何年後かに「やっぱり都会に出たい!」ってマチが思った時に、水の泡になった努力や経験が活きるのではないかと思うんです。
だから、最終話の時点で「都会はそんな怖いところじゃないよ。」と言って励ますことは最善策ではないのではないか?と思いました。
一方で、もしマチが「都会は怖いから、田舎にずっといる」と言って、最終話の最後のシーンのようにナツと一緒に「あはは、インターネットさいとうさんすごい」みたいに過ごすのも、別に悪くないんじゃないかと思いました。
都会はこわいところじゃないということを知る必要があるのか?衣食住に困らず、見知った人たちに囲まれてあははあははと過ごすのも、すごい幸せなんじゃないかって思いました。
どちらがより幸せかは、第三者ではなくて自身が決めることなんだな、と。
それじゃ成長しない、という意見もあるかと思いますが、マチにとっての成長ってなんだろう。
っていうか人間の成長ってなにを指すんだろう。見識を深めること、外的な刺激が豊富なこと、情報が多いこと、もっと他に何かあるんだろうか。与えられた環境で満足することは幸せではないのだろうか、と思いました。
マチにとっては、村のみんながいて、ナツがいて、都会を夢見つつも村で一生を過ごす、というのが幸せなのではないかと思った結果が上記の感想になりました。
■総括
めずらしくアニメを見てモヤモヤしてしまったので、そういう意味ではすごいアニメを見てしまったなと思いました。
自己啓発本みたいな感想になったのは、20代から抱えてた私のトラウマを解消すべく、7〜8年ぶりにやっとこすっとこ動き出したということが大きいので、マジ私は私の事しか考えていないなと思います。(7~8年前からいろいろアドバイスをくださった方々、これからアドバイスを再度検討し、実行に移していきますよ!ほんとすみませんでした。がんばります!)
あと走りながら、もしマチが老人だったらどういう支援がいいんだろう、と考えましたが、あまりに無意味なので考えるのをやめました。
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