三浦しをんの光を読了しました
光/三浦しをん
久しぶりに何となく考えさせられるような話を読んで、今現在盛大にスピリチュアルなこと考えています。
三浦しをんはもともと「まほろ駅前多田便利軒」という本が好きでした。ドラマ化されましたし、10月には映画化されるとかされないとか。
この方はコメディっぽい、気楽に読める本が多い印象だったんですけど、よく考えたら白い蛇眠る島とか、私が語り始めた彼はとか、結構真面目な話も書いていました。フフフ勉強不足フフフ・・・。
私は読書家ではないので、三浦しをんさんがどんな人物で、どんな話を好んで書いているかなど一切調べていないし、分からないので、三浦しをんファンが読んだら気分を害するかもしれないな、とここまで書いてちょっと心配になっています。
気分を害する方がいたら申し訳ない。単なる感想ですのでね!!単なる感想!!!
三浦しをんの本を読むと、読了直後はだいたい「しをんたんハァハァ(*´д`*)」となります。
理由は特にありません。三浦しをんの文章が好きなんでしょうな。
■自己啓発本が読めない
昔、ちょっと思い詰めてしまったことがあって、自己啓発本を読もうと思ったんですけど、どうしても自己啓発本が買えず、血迷って武者小路実篤の「人生論・愛について」という本を購入したことがあります。
人生論/武者小路実篤
これが予想以上に面白くて、完全に感化されてしまって、何かについて考えるという行為だけが好きになるという何だかもう本末転倒な感じになっていました。
※人生論と謳っているので、色々タメになることが書いてあったような記憶があるのですが、覚えているのは「前代的な人間は経験からのみ学び、知識人は先人の経験を自分の経験として取り込んで学ぶ」といったことだけです。
武者小路実篤先生の影響もあって、どういう話かは読者が勝手に受け取ってね!!みたいな話になると途端に尾を引いて考え込んでしまうようになりました。
※あまり言いたくありませんが、身になることは考えていません。
■ネタバレするかもしれない感想
光を読んで思ったのは、教育って大事だな!!!!ということですかね。
話の中で「暴力」という言葉がたくさん出てきますが、そのたくさんの暴力に対して、主人公が暴力で返すのは読んでてつらくなってしまいました。
世間的には悪とされていることを、隠ぺいするときの罪悪感や、その悪とされているものが何をもってして悪とされているのか理解できない気持ちというのが、わかる!!わかるで!!となりました。
現在の結果を生み出したのは、それまで置かれた自分の環境も要因であって、その要因が自分の力では抗えないことだったとしたら、その結果は到底覆せないことなのではないかなぁ、と。なるべくしてなったとも思うしなぁ。
読んだ本の感想とかあまりないんですけど、これはなんか誰かと座談会をしたくなる話でした。
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